指名客がつく美容師とつかない美容師、たった1つの違い
技術の差ではない
同じサロンで同じ年数を過ごしても、指名客がどんどんつくスタイリストと、いつまでもフリー客ばかりのスタイリストがいます。
技術力の差でしょうか。それもあるかもしれません。でも、技術では負けていないはずなのに指名されないケースは珍しくない。
違いは「この人に頼む理由」が明確かどうかです。
マーケティングの世界では、これを「ブランド」と呼びます。大げさに聞こえるかもしれませんが、ブランドとは「あなたを選ぶ理由」のことです。
「何でもできます」は何も伝えていない
多くの美容師のプロフィールには、こう書かれています。
「お客様一人ひとりに寄り添った施術を心がけています」
この文章には何も間違いがありません。でも、何も伝わっていません。なぜなら、すべての美容師が同じことを言っているからです。
ブランド研究者サリー・ホグスヘッドの言葉を借りれば、「違いがなければ、価格で比較される」。つまり、自分だけの特徴を言語化できないと、お客様にとっては「どこでもいい美容師の一人」になってしまう。
自分のブランドを言語化する方法
ステップ1:指名客に聞く
すでに指名してくれているお客様がいるなら、その人たちが最高の情報源です。
「なぜうちに来てくださるんですか」と直接聞くのは気恥ずかしいかもしれません。であれば、アンケートでもいい。「当サロンを選んだ理由」「他のサロンと違うと感じる点」。3人に聞けば、共通するキーワードが出てきます。
そのキーワードが、あなたのブランドの原型です。
ステップ2:強みを1つに絞る
出てきたキーワードの中から、1つだけ選んでください。「カウンセリングが丁寧」「似合わせが上手い」「頭の形がきれいに見える」「話しやすい」。
全部アピールしたい気持ちはわかります。でも、全部言うのは何も言わないのと同じです。
1つに絞ることで、はじめてお客様の記憶に残ります。
ステップ3:すべてのタッチポイントを揃える
選んだ強みを、お客様と接するすべての場面に反映させます。
- SNSのプロフィール文
- カウンセリングの最初の一言
- 施術中の会話の切り口
- お見送りのときに添える言葉
- 名刺やショップカードの肩書き
すべてが同じメッセージを発しているとき、お客様の中に「この人はこういう美容師だ」という像が固まります。それが指名につながる。
ブランドは作るものではなく、見つけるもの
多くの人がブランディングを「自分を大きく見せること」だと誤解しています。そうではありません。
すでにあなたの中にある強みを見つけて、言葉にして、伝わるように整えること。それがブランディングです。
今日できることは1つ。自分の強みを3つ書き出して、その中から1つだけ選ぶ。それをSNSのプロフィールに反映させてください。
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